3Dシネマプロジェクションの一般的な方法は、3Dの遠近感を実現するのにカラーバンディングを利用します。 左目と右目ではそれぞれ、空間的にオフセットされた異なるイメージが見えています。そのイメージは、カラーバランスを維持するように、可視スペクトル全体に広がる波長領域の固有のセットで構成されています。 一般に、左目と右目のそれぞれに対して、3つ以上のカラーバンドがあります。 左右各々の目における遠近間の異なるイメージは、視差をシミュレートし、3Dイメージを見ているかのような錯覚をおこさせます。
3Dカラーバンディングアプローチを利用するランプ系プロジェクターを用いて、左目と右目のイメージがフィルターホイールの左側部分と右側部分を透過するように、回転するフィルターホイールを同期させます。 最新のレーザー系プロジェクター(6P)に対して、赤色、緑色、および青色レーザーの異なるサブセットを選択して、左目と右目のイメージを投影します。プロジェクター側で、さらに波長を分離する必要はありません。 どちらのプロジェクターシナリオでも、光はスクリーンで反射され、左右のイメージがそれぞれ左右のレンズを透過する3Dメガネを介して、ユーザーはその光を受光します。
3Dメガネ
イリディアンは、過去5年にわたって、再利用可能な3Dカラーバンドメガネを多数製造してきました。 当社は、お客様のご要望に応じ、コーティングレンズ、またはそのレンズを備えたメガネを提供することができます。 この3Dメガネは、耐久性があり、傷がつきにくく、食洗機で洗浄できるため、何百回も使用することが可能です。 また、他の3D系技術と比較して、使用1回当たりのコストにおいても競争力があります。 コーティングレンズは、透過性が高く、かつ、角度の影響をあまり受けません。
3Dメガネの例:
3Dフィルターホイール
イリディアンは、カラーバンディングを使用する3Dプロジェクションフィルターホイールを多数製造してきました。 フィルターホイールは二等分されており、それぞれが、3Dメガネの左右のレンズが透過する波長領域に相当する波長領域でコーティングされています。
3Dフィルターホイールの例:
3Dメガネと3Dフィルターホイールはどちらも、お客様によって提案された特定の要求仕様を満たすよう、設計・製造されています。仕様に合わせて設計する特注品としてご提供可能です。